ポツドール「恋の渦」

ポツドール「恋の渦」@THEATRETOPS
この時間終わってほしくないなぁという感覚に陥ったのは久しぶり。だから、芝居は見続けてしまう。

この「終わってほしくないなぁ」とおもうのは大抵舞台終盤で、何か事件が起きてそれに関して場面が展開していき、登場人物の心情それぞれに変化が見出されたあとに、観客側が発する感情だと思うが、今回のポツドールの芝居を見てるときはかなり序盤から「終わってしまうのイヤだな」と思った。

初日ということもあり、音響の大きさとタイミングが合わず、うまくいけばすごく空間がしまるだろうなというところは何個かあった。もったいない。

それにしても、人物描写である。何で書けるんだろう。
セリフとか、瞬間とか。
こちらの若者イメージの雛形にのっとりつつも現状の若者を明確に言語化有機的な会話の流れ・刹那的な心情を丁寧に描写。
自分の感想をうまくはき出せなくてもどかしいが、何であれをかけるんだろうというのが率直な感想。

あの責任転嫁の仕方とか、みていて気持ちいい。
もう一回観にいきたい。10日まで。