香本正樹展「間でゆれる」

リクルートが持っているギャラリー、ガーディアンガーデンにて香本正樹展「間でゆれる」を見る。

鈎針とレース糸を使用しての作品。レース糸とはちょっと裕福な家のコースターとかピアノの上にかかってる白い掛物などに使用される素材です。

前にも書いたかもしれないが、美術品を見るときは最小単位を考える。
そして、作品が有機(人間的)か無機(機械的)かを考える。両者が何層にも重なりあう作品を見るとカタルシスを覚える。

今回は素材であるレース糸。これ自体にさまざまな表情があり、有機的。空間を侵食するレースの編むパターンは幾何学系対称系のものが多く機械的。でも、作品全体は完全な対称系にはならず、人間味があるまた、作品の直感的イメージは臓器であったり、見ていると自然とあたたかい気持ちになってくる。

いいですね。ネットで見た、お菓子の袋を細かく刻んでそれを編んで胃袋を作ったり、ライターで燃やしたりした作品も展示してほしかったです。

26日(木)(日曜祭日休館)まで。
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