計算の庭とパナキ

gyoumuyou2009-02-02


初台のICCでの桐山さんと佐藤雅彦さんの「計算の庭」という作品に関するトークセッションの動画を見る。1時間半。いろいろ興味深かった。その中でも一つ。

今回「計算の庭」の一つのテーマである、ゴールまでの道筋を鳥瞰的にとらえてそれをチャートというかグラフであらわすという概念、これを状態遷移図というらしいのだが、ルービックキューブの解法と状態遷移図は大いにリンクしてくるという話が出てきた。
佐藤さんは若い頃、ルービックキューブの解法がぱっとイメージできたらしい。その解法がうかぶというのは、カシャカシャいじってる時、急に、6面そろうまでの道筋が浮かぶらしい。ある地点からゴールまでを結ぶ高速道路がみえて、そこに乗って、一気に完成を目指すらしい。

この考え方はパナキである。

パナキは、ある言葉からしりとりでいかに早く「パナキ」という言葉に持っていくというサバンナの八木さんが考えたゲームで、これに関して八木さんはめちゃくちゃ強い。いか→かに→にく→くじら→らっぱ→パナキ。とにかくなんとかして早く「い」に、「か」に、「に」に、「く」に、「ら」に近づけるかが勝負なのである。それは、ルービックキューブに関しても同じなのである。しりとりは無数に言葉が存在するため、パナキはこの状態遷移図というグラフにはできないが、使用できる言葉を制限することにより「ルービックキューブ」そして「計算の庭」のようなことができるのではないかと考えた。

パナキのゲーム性は非常に高いし、なんか学問までいかなくていいから東京フレンドパークくらいのアトラクションか何かに使えないものかもう少し考える。

下記のパナキは、残念ながら割と落ち着きのあるパナキである。アメトークで見せたあのパナキのスピード感がより回答がわかったときに答えのゲートに小走りする「計算の庭」の躍動感につながります。