カリカコント+MEETS VOL.2 @恵比寿エコー劇場

gyoumuyou2007-06-15


ある出会いがあって見させていただくことになりました。

20,30分の中篇コントは東はカリカくらいしかかけないのではないか。30分×4本という客の集中力と自分達の意地をぶつけ合う構造。結果、自分の中では両者引き分けに。

一本のコントの中で波があり、その波が最高峰についたときに人はある程度満足して次の展開にいくことを放棄気味になりテンポが狂う。今回のコント、波があろうとどの瞬間でも緊張の線を引っ張っておき、バッテリー切れが無いように構成されている。スピードでごまかすことの出来ない、キャラだけで押すことも出来ない30分というなんとも中途半端な時間。それをうまく調理してました。特に小松さんとのコント。

ただ、コントの順番がしっくり来ない展開に。木曜と金曜とネタ順を変えていたみたいですが、たぶん木曜のほうがきれいにはまったと思います。

カリカ林の動きがおもしろい。ニュートラルから発せられる突拍子の無さの素晴らしさを実感。

演劇界の人々とのユニットコント。この企画。試みとしてはおもしろいが、カリカ単独ライブを突き抜ける瞬間っていうのは存在するのだろうか?
カリカだけの単独ライブならまだ先までいける。まだいける。そうおもって劇場を後にする人が大勢いたはずである。

音の入れ方、雰囲気の作り方がお笑いと演劇のMEETSによる家城さんの葛藤の現れな気がする。




あわせて読みたい