食べること

食べることってほんの一瞬の喜びでしかないなとふと感じる。
箸でつまんだ一口を口の中に入れてかんで飲み込んでる時間というのはほんの数秒でしかなくその瞬間こそが味覚を察知し、快楽を脳に伝えてる瞬間なのである。


消化段階。食道を通って、胃の中にはいり、小腸、大腸で養分吸収。この段階は生きていくために必要な作業であり、そこに享楽性はない。なんかもったいない気がする。糞としてでるまでだいたい24時間くらいかかる。1つのものをたべたら、24時間体内には存在するのに、楽しめる部分は数秒なのである。なんかもったいない気がする。

胃や腸内でも食したことの恩恵を肌で感じられるような食物をつくる、もしくは、人間の体内の内壁の感度を上げることをすれば食はもっと素敵なものに変わると思う。食は1%の享楽と99%の機能性に支えられてるきがしてならない。

でも、食が3%の享楽を提供できるようだったら、ここまで文化は発達しなかったとも思う。