平成ノブシコブシ3

で、続きである。

試験から開放されて、体調悪いのだが、今の勢いで考えていきたい。

平成ノブシコブシがコントにこだわるのはあくまで地下組織で売れていくアナーキー芸人として扱われていくのを拒む姿勢の現われな気がする。

大西ライオンに「バリバリバリューで失敗して怒られたらしいな」となにげなく小爆弾を落とす吉村に観てるこっちは心地がいい。
この発言はよくある芸人内の内輪ウケの匂いは感じられず、きな臭さを残す。この具合がこのコンビのいいところであり持ち味と考えられる。

ここですごく飛躍があるかもしれないが、とんねるずの匂いがするといってしまいたい。そして吉村が石橋の役割を果たすとして、で、徳井である。徳井は吉村の話に乗っかる姿を見たことがない。徳井の真性キチガイの部分というのがあるのかないのかわからないが、一応そこがノブシコブシのひとつの魅力ともなっているらしいので、それをもっとみせるためには吉村の小爆弾をたまに本気で爆発させるべきなのではないか。もちろん、ヘタを打つとアナーキー芸人になってしまう可能性があるが、そこを何とか食い止めつつもうまく爆発させるのが徳井の役目である。そして、それがとんねるずのノリさんであった気もする。

さきほど、身内ウケの匂いはしないと断言してしまったが、そんなこともない。そんな身内受けの匂いがしないような裏話などありえない。ただ、このコンビはあくまで客を身内にまでもっていくパワーをもっている。しかし、たまにここぞというところでチョイスが悪い。謙一番星という芸人がこのライブのラストのオチで使われていたのだが、さして牽引力がないまま終了してしまった。
ここで、この終わり方をチョイスが悪いという客の認識をうけて差し替えて無難に攻めていくか、このまま謙一番星というよくわからん芸人を出してこれがわからんといってる奴を小馬鹿にしていくかで今後が変わる。

後者の立場をとり続け、センスが悪いと中傷したこちらを馬鹿にしてほしい。それを願う。