友達の友達/マヂカルラブリー

先週土曜はふじきみつ彦さんのユニット「友達の友達」、今日はライパッチマヂカルラブリーの単独を見に行きました。

友達の友達第一回公演「友達の友達」@下北沢シアター711
ふじきさんの描く登場人物は悪意を持った人物は一人もいない。みな個人個人、自分の中の常識を頼りに、素直に生きている。その常識が世間的に通用するかはさておき、彼らに決して悪意がない。ゆえに、たちが悪い。わざわざお見舞いにきてくれた客に余り物のおかゆを与え、帰り際におかゆを食べたからといっておかゆの代金を要求する。金を取る奴に一切悪意はない。そうやって生きてきた。だからお金を請求する。ただそれだけのこと。それがとても怖い。佐藤さん大政さんはサモアリで見ていたときとはまた違う感じで新鮮で、内田慈さんは深浦加奈子さんを髣髴とさせるたたずまいでした。ふじきさんは羽生さんでした。

グラインドハウス単独ライパッチマヂカルラブリーシアターブラッツ
ライパッチ1Hマヂカルラブリー1Hの単独。マヂカルラブリーおもしろかったですね。客席がほぼ女性で困ったなと思っていたんですが、落ち着きもありました。漫才は1本であとはすべてコント。彼らは流れがおもしろいです。ああ、こういうネタでしょというパッケージ化して流し見してしまうコントがなかったのはすごいですね。あと、村上が渡辺徹に似てるというどうでもいいコントが本当にどうでもよすぎてよかったです。