第2回 東京シュール5

第2回 東京シュール5@築地ブディストホール

18時半という開演時間に即完売の割に空席がちらほら。あとから埋まる。次回も18時半のようで。注意が必要。

2月のライブで、「五組同時ネタ披露」という一瞬頭に浮かんでも実践にはうつしがたいことを飄々とやってのけるシュール5。
今回のライブも入りは無言立ち。ライス。人かわれば立ち方もかわる。今回のライスはニブンノゴ!もやりそうな立ち方だった。ニブンノゴ!じゃなくライスでなくてはならない立ち方ではなかった。なんなら森本さんのほうがいい立ち方しそうな匂いがした。この話、聞いててわけわからんだろうし、知ったこっちゃ無いだろうが、そんな気がしたんで書きました。前回のポイズンのあの立ち方は、形式が初見だったせいもありますが非常に印象深いです。

本編。かたつむりの友情をかみしめたいという理由で、5人3人2人で手をつないで各自ネタをやるという、またもひっちゃかめっちゃかな展開に。前回の「5組同時ネタ披露」など、この手の流れはただのリアクションによるバラエティショーにおわりがちである。しかし、そこは東京シュール5、10人の中庸を好むスタンスによりこれから起こるハプニングを10人がじっとりとリアクションし、そしてそのリアクションをじわじわと客はかみしめながら笑うという現象に。この現象こそが実にシュール5ならではである。

シュールがあつまったからこそ、あの5組だからこそのバッキバキのコントを見たいわけだが、その気持ちをライブを構成するワンアイデアで満足させてしまう東京シュール5の力。そしてまた、この定期ライブを通じて大きく一発みっちりとシュールを打ち出すときに来場するお客さんを今ここで精査してるのではないかなんてことも考えてしまいました。完全な邪推だと思います。

で、次はしずる復活。ということで、今の流れを組みつつもまた違う波を起こしてくれることを期待しています。